ホームページ制作のコーダーが伝える失敗しない制作会社の選び方

はじめに
突然ですが、「ホームページ制作を依頼するときに大切にしたいことはなんですか。」
この問いに対して私が今回この記事で紹介するのは、
ホームページ制作側から考える大切にして欲しいことです。
値段やデザイン性など現在持っている理想はそのままで、そこにプラスとして作る側の意見を取り入れていただきたく思い執筆いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。
私が経験した「失敗するホームページ」の事例
以前ホームページ制作会社で働いていた際、リニューアル後にお問い合わせ数が減ったサイトには以下のような課題がありました。
- デザイン重視でユーザビリティが足りない
- ナビゲーション、メニューが使いにくい
- 制作側が意図したボタン等の使用方法がユーザーに伝わらず離脱される
- 最新技術が十分に取り入れられていない
- タブレットサイズに対応していない
- 古い構築方法で制作時間が多くかかり保守も難しい
こうした課題があるサイトは、クライアントのお客様がサイト内で迷子になってしまう可能性があります。
このことから、ユーザーとクライアントがWinWinであるサイトは、「使いやすさが大前提である」と言えます。
ホームページ制作は「使いやすさ」で選ぶ
前章で「何を当たり前のことを。」と思われたかもしれませんが、
意外とサイトの「使いやすさ」という当たり前ができているかが制作サービス選びの盲点です。
ではなぜ、制作会社によってサイトの「使いやすさ」に差がでてしまうかには、以下の原因が挙げられます。
- 各フェーズの担当が独立している
- ディレクター、デザイナー、コーダー、それぞれが自分の業務しか経験がない
正直、これらを解決している制作会社、すなわち、全ての工程を経験している者が指揮、もしくは制作しているところは決して多くはないでしょう。
要するに、それぞれの工程の担当者が協力してサイトを制作することが多い業界だからこそ、サイトの使いやすさにその制作会社、制作サービスの使いやすさへの配慮が出ます。
この配慮の差が、ユーザーの離脱率、お問い合わせ数に直結するということです。
制作会社選びで失敗しないための確認項目
ここでは「使いやすさ」の確認方法に焦点を当てて、制作会社選びで失敗しないための確認項目をご紹介します。
スマートフォン、タブレット、パソコンで実績のサイトを確認する
実際に各種デバイスで実績に掲載されているサイトを使用してみてください。パソコンがあれば、各ブラウザの検証ツールから、スマートフォンやタブレットの場合にどう見えるか(レスポンシブ状態)を確認できます。
お問い合わせページへの導線を確認する
どこからお問い合わせに行くのかわからない、といったサイトはユーザー目線からあまり健全ではありません。もちろんお問い合わせ数の向上が目標でないサイトの場合もありますが、そういった場合でも、メニュー一覧が見やすいか、などはチェックできます。
各ページのリンクを確認する
パソコンならサイトの上部と下部にあるメニューがわかりやすいか。タブレット、スマホであれば、ハンバーガーメニューの使用感はどうかを確認します。またSEOの観点からサイト内には多くのリンクが存在します。そのサイト内を移動するためのボタンが見やすいか、使いやすいかなどを確認してください。このときシンプルにそのサイトのユーザー視点で使いやすいかどうかを確認するのがポイントです。
以上が、制作サービス選びで失敗しないための一つの指標です。
まとめ
ホームページ制作は、ただ見た目が良いだけでは成功しません。
ユーザー目線を重視したサイトを作ることが、長期的に成果を出すためのカギとなります。
ホームページ制作を依頼する際は、デザインだけでなく、実際の使いやすさや運用のしやすさをしっかりと考慮し、信頼できる制作会社、制作サービスを選びましょう。
もしホームページ制作について相談したいことがあれば、お気軽にお問い合わせください。